住まいを見定めるポイントは、「立地」と「広さ」と「価格」だ。しかし、 立地・広さ・価格などのすべての条件が希望にピッタリという物件には、なかなか出合えるものではない。物件選びには、"希望条件の優先順位と許容の幅"をもって臨むことが必要だ。
例えば 2500 万円の予算で住まいを選ぶ場合、
・・・・・”広さ”を妥協して、利便性に優れた ”都心に近い3LDK” を選ぶか、
・・・・・”通勤や通学の利便性”を妥協して、郊外の "ゆったりとした広さの4LDK” を選ぶかは、
その家族が望む暮らし方次第だ。
買って良かったと満足できる物件を選ぶためには、 自分たちが「どのような暮らしをしたいのか」を明確にすることが大切だ。
自分たちが望むライフスタイルと住まいのカタチが見えてきたら、住みたいと思うエリアの物件を選び出し、広さや価格などを比較してみるといい。ありがたいことに最近は、インターネットのおかげで物件の情報が簡単に手に入る。ディベロッパーのホームページに行けば物件の詳細も掴めるし、リクエストをすればパンフレットなども送ってもらえる。いろんな物件を見比べるうちに、自分に相応しい「立地」、「間取り」、「価格」などの条件が具体的に定まってくる。
分譲マンションの多くは建物が完成する前に販売を開始する。まだ建物が出来ていないのだから、購入者は図面とモデルルームを見て部屋を選ぶことになる。しかし、総てのタイプのモデルルームが用意されているわけではない。モデルがないタイプの場合は、図面で実際の住まいをイメージしなくてはならない。
図面を見て住まいのイメージが掴めるようになるには、目を肥やすしかない。それにはたくさんのモデルルームを見て回るのが一番だ。図面とモデルルームを見比べることを繰り返すうちに、図面から暮らしのイメージが想像できるようになってくる。