■まず、“不動産は立地を買え!”です。
○通勤、通学などに公共交通機関の利便性がよいこと。
地下鉄、JR、大牟田線などの鉄道駅が近い方が何かと便利です。
○スーパーや商店街が近いこと。
主婦の日常の買い物は食料品が主です。
スーパーの食材を見ながら今日の献立を考える主婦も少なくありません。
○教育環境がよいこと。
義務教育のレベルが学校によって異なることがあってはイケマセンが、
学校によって教育環境が異なっているのが実情です。
学校区によって、進学可能な公立高校も異なります。
○内科や総合病院が近いこと。
日々健康でありたいと願うのですが、それでも、病気をするのが人間です。
小さなお子様がいらっしゃる場合は、小児科医院も要チェックです。
○その他の生活利便施設が充実していること。
銀行や郵便局、役所や図書館などの公共施設、
子供が安全に遊べる公園などが充実しているかどうかも要チェックと言えるでしょう。
■立地がよければ“住み替え”に有利です。
転勤や家族構成の変化で、住み替えを余儀なくされる場合があります。
住んでいる家を“売る”にも“貸す”にも、
交渉が有利に進むかどうかは立地がポイントです。
都心へのアクセスがよければ、“買い手”も“借り手”も多いのですが、
そうでなければ、“売値”や“家賃”が希望通りには行きません。
「分譲と賃貸どちらがオトク“最終章”」で、知人の住み替え成功例をお話ししましたが、彼が成功したのは、最初に購入した物件(シャンポール大名)の立地が魅力的だったからです。
今だけのことではなく、将来の事も考えると、
予算が許す限り、好立地の物件を求める方が何かと有利です。
予算の都合によっては、立地の魅力が乏しい4LDKより好立地の3LDKを選び、
将来、4LDKに住み替えるというのも選択肢のひとつです。
■将来値上がりする物件?
不動産バブル時代には、買ったマンションが値上がりするなんて事がありましたが、
今からは、そういう事が無いとは言い切れませんが、あまり期待できないでしょう。
しかし、いい立地であればあるほど、値下がりを最小に抑えることができます。
中古相場も需要と供給で決まっているのですから、資産価値も立地がポイントです。
この章は、“その2”に続きます。