住宅設備&仕様

自動食器洗い乾燥機のメリット

更新日:

■自動食器洗い乾燥機のメリットは?
普及し始めた当初は、「水道代や電気代がかかりそう」「音がうるさいだろう」「本当に綺麗になるのか心配」などの声が強かった。しかし、実際は本体内に貯めた水を循環させて洗浄やすすぎに使うため、手洗いの場合の数分の一の水量しか使わない。また、通常の手洗いでは使用出来ないほど高温のお湯(摂氏70℃から85℃)を使うことにより、汚れを効果的に落とすとともに、水道では出せない高圧水流で手洗い以上にしっかりと汚れを落とすことができる。また、高温洗浄・高温乾燥は食器の殺菌効果が非常に高く、幼児がいる家庭で需要が高い。

■ビルトイン型と据え置き型
食器洗い乾燥機はビルトイン型と据え置き型がある。この2種の大きな違いはキッチンスペースの占有度と見栄え。ビルトインタイプの方がキッチン下部に収納するので、キッチン面が広く使えて見栄えがよい。短所は、機器が高額であること。据え置き型の長所は、コンパクトで価格が手ごろであることと食器の出し入れが楽なことで、短所はキッチンが狭くなること。

■自動とはいえ食べかすなどは予洗いをしてから自動食器洗い乾燥機を使う方がトラブルにならなくてよい。予洗を行わずに洗浄をした場合、食べかすが蓄積してお湯の循環が鈍り、温度ヒューズ(またはサーモスタット)が働いてしまうこともある。サーモスタット式の場合は、しばらく時間をおいて庫内温度を下げれば再度使用できる状態となるが、ヒューズ式の場合は復帰できないため、メーカへの修理を依頼することになる。特にジャガイモには注意が必要である。

■マイボイスコムが2011年2月に「自動食器洗い乾燥機」の使用実態調査を行った。

【調査方法】インターネット調査(ネットリサーチ)
【調査時期】2011年02月01日~02月05日     【回答者数】13,316名

自動食器洗い乾燥機の所有率は28.4%。「据え置き型」が11.7%、「ビルトイン型」が16.7%。

自動食器洗い乾燥機所有者のうち、「1日に1回程度利用している」が34.0%で、「ほとんど1日3回、毎食ごとに利用している」「1日に2回程度利用している」をあわせ、1日1回以上利用している人は62.0%だ。据え置き型利用者の方が、利用頻度が高い傾向である。

主に利用している自動食器洗い乾燥機のメーカーは「パナソニック」(37.8%)が最も多くなっている。据え置き型所有者では「三洋電機」「シャープ」「東芝」などが各1割みられる。

-住宅設備&仕様

Copyright© 分譲マンション選びの知恵袋 , 2024 All Rights Reserved Powered by STINGER.