住宅設備&仕様

エコ住宅のメリット

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エコ住宅の基本は「省エネ」である。旧来の日本の家屋は通気性がよいのが特徴だった。しかし、今日は高気密・高断熱の家屋スタイルが推奨されている。暖房や冷房などを効率的に行うのに適しているからだ。

エコ住宅に欠かせない設備・システムは、エコキュート、エコウィル、エコジョーズなどの高効率給湯器である。2009年に発売された家庭用燃料電池「エネファーム」も、最大140万円の国の補助金が付くとあって人気だ。また、太陽熱温水器やソーラーシステム、断熱材や高反射率塗料などのほか、照明や水回りについても、LED照明や節水型トイレなど、省エネ型のものが積極的に採用されている。

■エコキュート

「エコキュート」は空気の熱で湯を沸かすことができる電気給湯機である。CO2は排出しないから環境に優しく、ヒートポンプ技術を使うことで、給湯の省エネルギーが実現できる。従来式燃焼式給湯器と比較して給湯にかかる光熱費が抑えられる。

■エコジョーズ

エネルギー効率を高めたガス給湯システムが「エコジョーズ」。従来型の給湯器の熱効率は80%であったが、「エコジョーズ」の給湯システムでは熱効率を95%まで高めることができるので、ガス代が節約できる。

■ソーラー発電システム

太陽の光エネルギーを電気に変え、家庭で使うことができるソーラー発電システム。太陽が照っている間は、このシステムでテレビや冷蔵庫、エアコンなどの電化製品を動かすことができる。電力会社からの給電も併用することで、雨天時などのソーラー発電ができない場合をカバーする。使っている電気の量よりも発電している電気の量が多ければ、その間の電力会社への電気代は基本的には無料だ。

■エコウィル

エコウィルはクリーンな都市ガスで発電し、そのとき出る熱でお湯もつくり、暖房もできる家庭用のガスコージェネレーションシステム。1kWの発電をするときに、同時に2.8kWの熱ができ、それを有効利用することで省エネを実現する。

エネルギー利用率は77%を実現する省エネシステムだ。 従来の火力発電システムの場合のエネルギー利用率が37%であるのに比べて大幅なエネルギー効率が得られる。

■家庭用燃料電池「エネファーム」

エネファームは燃料電池ユニットと貯湯ユニットの二つのユニットで構成される。燃料電池ユニットでは、都市ガスから水素を取り出し、空気中の酸素と反応させることで発電。その時に発生する熱を利用して同時にお湯を作る。作られた電気は家のどこでも使うことができる。

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